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胃腸の不調・食べすぎに効くツボ3選|六本松の鍼灸師が解説

鍼灸HANE
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食べすぎた翌朝の胃の重さ、ストレスがかかると出てくる胃の不快感、なんとなく食欲がわかない日。胃腸の調子は、疲れやストレス、季節の変わり目に敏感に反応します。

東洋医学では、胃腸の働きは体全体のエネルギーをつくる土台と考えられてきました。ここが落ちると、疲れやすさ・むくみ・だるさといった形で、消化以外のところにも影響が出るとされています。

この記事では、胃腸の不調に対してよく使われる3つのツボをご紹介します。


ツボを押す前に|共通の基本

  • 強さ:「痛気持ちいい」と感じるところまで。強く押し込むほど効くわけではありません
  • 時間と回数:5秒押してゆるめる、を左右2〜3回ずつ
  • 呼吸:止めないこと。息を吐きながら押すと力が抜けやすくなります
  • タイミング:食直後は避け、食事から30分以上あけてください

次のようなときは行わないでください。

  • 強い腹痛がある、痛みが増している
  • 発熱や嘔吐、血便をともなう
  • お腹に触れると激しく痛む

これらは自己判断せず、医療機関の受診をご検討ください。


1. 足三里(あしさんり)

位置

ひざのお皿の外側下から、指3本分ほど下がったところ。すねの骨の外側で、押すと響くくぼみがあります。足首を持ち上げると筋肉が動くので、その盛り上がりの上あたりが目印です。

使われる理由

足陽明胃経の合穴で、東洋医学における胃腸の代表的なツボです。松尾芭蕉が『おくのほそ道』の冒頭で、旅立ちの支度として足三里に灸をすえたことにふれているように、日本でも古くから体力づくりのツボとして親しまれてきました。

「万能のツボ」と紹介されることが多いのは、消化の働きだけでなく、疲労や足のだるさにも用いられてきたためです。

こんな方に

  • 胃腸の調子が安定しない
  • 疲れやすい、体力が落ちている感じがする
  • 足がだるい、むくみやすい

押し方

指でゆっくり押して5秒キープ、左右2〜3回。深呼吸しながらリラックスして行います。デスクワークの合間、座ったままでも届く位置です。

注意

強く押し込みすぎないように。痛みや腫れがある日は刺激を控えめにしてください。


2. 公孫(こうそん)

位置

足の内側、親指の付け根の骨をかかと側へたどっていくと、骨のふちに沿ってくぼみが見つかります。土踏まずの手前あたりです。

使われる理由

足太陰脾経の絡穴です。東洋医学では、脾と胃は対になって消化をつかさどると考えられており、公孫はその両方に働きかけられるツボとして扱われてきました。

また、体の中心を上下に走る衝脈という流れに通じるツボともされ、下腹部の冷えや生理にともなう不調に用いられることもあります。胃腸の不調と下腹部の冷えが同時にある方に選ばれます。

こんな方に

  • 食後にお腹が張る、重くなる
  • 下腹部が冷えやすい
  • 生理前後に胃腸の調子も崩れる

押し方

痛気持ちいい強さで5秒程度、左右2〜3回。呼吸に合わせてゆっくり刺激します。

注意

強く押しすぎないように。妊娠中の方は刺激を控えてください。


3. 裏内庭(うらないてい)

位置

足の裏。人差し指を足裏側へ折り曲げたとき、指先が当たる付け根あたりです。

使われる理由

経絡上のツボではなく、経験的に効果が認められて使われるようになった「奇穴」と呼ばれるものです。日本では古くから、食あたりや食べすぎに対してお灸をすえるツボとして知られてきました。

足の甲側にある内庭というツボの、ちょうど裏側にあたることからこの名前がついています。

こんな方に

  • 食べすぎ・飲みすぎた翌日
  • 胃がもたれて食欲がわかない
  • 会食や飲み会が続いている

押し方

親指で足裏を押し、痛気持ちいい強さで5秒程度。左右2〜3回、ゆっくり呼吸しながら。

注意

足裏は皮膚が厚い部分ですが、爪を立てないように気をつけてください。強い腹痛をともなう場合は押さず、受診をご検討ください。


3つのツボの使い分け

こんなとき おすすめ
胃腸が全体的に弱っている、疲れやすい 足三里
食後にお腹が張る、下腹部が冷える 公孫
食べすぎ・飲みすぎた翌日 裏内庭

胃腸をいたわる3つの習慣

  1. よく噛む:消化の最初の工程は口の中です。噛む回数を増やすだけで、胃の負担は変わります
  2. 食事の間隔をあける:常に何かが入っている状態が続くと、胃腸は休むタイミングを失います
  3. 冷たいものを続けて摂らない:夏場でも、冷たい飲み物ばかりが続くと消化の働きは落ちやすくなります

セルフケアで変わりにくい不調には

次のような場合は、セルフケアだけでは変化を感じにくいことがあります。

  • 胃腸の不調が数か月以上続いている
  • ストレスがかかるたびに必ず胃に来る
  • 食欲不振や体重の変化をともなう

なお、胃腸の症状は他の疾患が隠れていることもあります。症状が続く場合や、体重減少・血便・強い痛みをともなう場合は、まず医療機関の受診をご検討ください。

当院では、胃腸の不調の背景に自律神経の緊張が関わっているケースを多く拝見します。お腹だけを見るのではなく、呼吸の深さや背中の緊張、生活リズムまで含めて整えていきます。

自律神経の乱れからくる不調については、自律神経の乱れの症状ページで詳しくご紹介しています。

福岡市中央区六本松、地下鉄七隈線六本松駅から徒歩8分。完全予約制です。


本記事は一般的なセルフケアの情報をご紹介するものであり、診断や治療にかわるものではありません。強い腹痛、発熱、嘔吐、血便などをともなう場合は、速やかに医療機関を受診してください。

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